今話題のピケティの「21世紀の資本」の中身を簡潔に説明します。

原著を読むのは面倒なので、解説本を買いました

今大流行しているピケティの「21世紀の資本」ですが、6000円、728ページと非常にボリューミーなアイテムなので、読むのめんどくさいな、と放置していたのですが、ピケティ入門本が安く、薄いので買ってみました。これを読めば、得意げに最先端の経済学を知っている風を装えます。

以下、斜体は引用です。

つまりどういうこと?

Q:すごい厚さですが、要するに何が書いてあるんですか?

A:「資本主義では歴史的に所得分配の格差が拡大する傾向があり、それは今後も続くだろう」ということです。

なるほど。一般的には「資本主義の発展とともに富が多くの人に木綿って所得分配は平等化する」と考えられてきたが、 それは例外的な事例だ、ということを本書は説明しているわけですね。経済発展しても、格差は埋まりませんよ。と。富める者はより豊かに。貧しいものは、貧しいまま。ということだそうです。なんてことだ。

非常に残酷な結論ですが、しかし実感を伴った納得ができますよね。どう考えても、金持ちの土地持ちの子供は金持ってますもんね。インテリ.com としてはインテリになれば金が稼げる、とでもアピールしたいところですが、インテリかどうかは富には関係無い、ということです。(教育と資本の再分配についての議論が原著でされていますが、これについてはまたの機会にふれることにします)

インテリ力は富とは関係ない

けれど、インテリ力というのは、両親から受け継げるものではありません。(多少は関係があるとは思いますが…)本を読んだり、考えたり、研究したり、社会に役にたつ情報を発信したり、こういったことを楽しめる才能は、あなた自身のものだと思いますし、それは富とは別の価値があると思います。

実際、もし私が大金持ちになったとしても、今のような生活を変えることはないと思います。むしろ一層、ある時間をインテリ活動に使いたいと思います。

一次資料に徹底的にあたる凄さ

話がそれました。「21世紀の資本」に話を戻します。

ピケティの著作が画期的だったのは、第一に「経済が成長しても格差は埋まらないどころか、広まる可能性が高い」という経験則的には理解出来る現象を証明しようとし、結論づけようとした点にありました。

第二の画期的なポイントは、これを「過去200年間の欧米の一次資料」にあたることによって、証明しようとしたことです。一次資料というのはつまり、生のデータのことで、この著作でいうと、19世紀の所得税や固定資産税の資料です。

19世紀というのは1801〜1899年までのことですから、めちゃくちゃ前ですよね。伊能忠敬が地図作りのために日本を回り出したのが1801年。ナポレオンがフランス皇帝になったのが1804年。19世紀後半をみていくと、1881年にシャーロックホームズがワトスンに出会ってます。つまり、イギリスはエリザベス女王のもと産業革命を成功させ、ロンドンの人口が一気に増加した時代です。

すごい昔なんですよ!それで、私も伝染病の研究してた時に痛感したんですが、これくらいの時期にはろくな統計がないんです。そもそも、誰もとってない。あっても虫食いだらけの不完全なものしかない。そこをピケティは10年以上かけて収集し、さらにわからないものに関してはある資料から推定していくわけです。

めっちゃ大変!!!!そこがすごい。勝手に新しい俺理論を出すのは簡単なんです。言うだけだから。しかしピケティは論を支える資料を徹底的に洗い出した。そこが衝撃的だった、ということです。

ただし、本人も完全に理論的に証明できてはいないと言っている

徹底的に一次資料にあったピケティですが、それでも本書の結論は、まだ理論的に証明できていないと認めています。感覚的、経験論的な帰結であるといっています。

それでも、漠然とみんなが想定していた「経済が成長しても格差は広まる一方」というアイデアを、証明しようと一次資料にあたったピケティはすごい!!

ではまた!

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